2009年8月23日
大阪本社にてMG研修を行いました。
MGとは、『マネージメントゲーム』の略語で、ビジネスのシミュレーションのひとつです。
机上で参加者が決められたルールの下で模擬経営を行い、利益の多い少ないを競う体験学習です。
設備投資から始まり、採用、材料仕入れ、生産、研究開発、広告、販売、借入れ、固定費支払い等々、参加者はあらゆる経営意思決定や資金繰りの巧拙を行うという流れを2日間かけて創業5期の経営模擬体験を体験します。特徴は一人経営制です。一人ひとりが社長になり、会社の意思決定を行っていくゲームです。
講師は、当社がいつもお手本とさせていただいている?武蔵野様から3名お越しいただきました。
?武蔵野様は経営品質賞も受賞なさるほど中小企業の星として長年に渡り増収増益を続けられている会社であり、ドクターリセラ?は?武蔵野様のサポートやシステムなどをお手本として経営改革を進められており、今回も経営のノウハウを教えていただきました。
まず、それぞれAチーム、Bチーム、Cチームに分かれ、各個人が自らの会社名の発表を行います。会社名は何をつけても自由なので、前回のMG研修のときと同じ会社名の方もいれば、前回倒産してしまい縁起が悪いということで変更した方など様々な会社名がでました。
今回は新規参入ということで(株)神人の二村社長と私が参加させていただきました!
MGには3つのルールがあります。
?利益の出し方を教えない!
?計算の仕方やルールについては教えあう!
?役職関係なく自分のものは自分で用意する!
MG研修は行入といって、やりながら学ぶことをします。上記の3つのルールとルールブックを片手にいよいよマネージメントゲームのスタートです!!
一人ひとりがカードを引き、意思決定のカードが出れば材料をいくつ仕入れるのか、研究開発を行うかなどの決定ができるのですが、間にリスクカードも入っており、地震や火災などの予期せぬ災害等も発生します。
現実は常に安定した経営ができるとは限られていないことも、このゲームに組み込まれておりました。でも、リスクカードを引いて悪いことが起こるとは限られていないんですよ。例えば「広告成功!」のリスクカードが出て、お金が沢山手に入ることだってあるんです。
約20分間、チームでゲームを行った後は、決算へと進みます。
1期が終わるごとに集計をするのですが、この時は社員一同苦戦しておりました。
数字が一つ合わなければ、全ての数字が変わってくるからです。
そして、最終的に利益が出たか、自己資本はどれぐらいかを数字で出して次の期へと移行します。
利益を出すことができた人数はほんの一握りで3名程度。あとは皆、数字がマイナスになってしまっていました。みんな苦笑いの嵐でしたね。
次の期ではどのような戦略を練って経営を行っていくのかを見つめなおし、またゲームのスタートとなります。
こうして創業から5期(5年)までの経営を行い、それぞれの期の中で見た中でも優秀だったのがわきわき天国2の脇原社長です!AAAA(Aテーブルは一番レベルの高いテーブルで4期連続で残ること)を達成した脇原社長には武蔵野様から表彰が行われました。
今回、私も初めて参加させて頂きましたが、利益を出すことの難しさを学びました。
売上が上がっていても計算すると実は赤字だったりします。今回の講習でも学びましたが、会社は簡単に潰れてしまうということを知り、売上を上げることはもちろんですが様々な経費のことなども意識していかないといけないことに気付きました。
今回講師をして頂きました武蔵野様、本当にありがとうございました。