内定者 環境整備研修
2007年12月6日
内定者を対象として「環境整備カスタマイズ」の講習会を行いました。
ドクターリセラでは、会社の基本方針の筆頭として「環境整備」の項を挙げるほど、環境整備というものを重視しております。内定者の方にも、まず環境整備の重要さを知っていただきたいと考え、講習会を開催いたしました。
本日の講師の先生は、株式会社武蔵野の矢島常務です。株式会社武蔵野は、お掃除のダスキンを基盤とする会社で、環境整備にとても力を注いでおられます。 矢島常務のお話は、「ニコニコ・ワクワク人生」を送るために必要なこと、すべきことでした。社会人となる前の早い段階でこのような貴重なお話を聞けたことは、大変素晴らしいことではないでしょうか。
講義中心の午前の部を終え、午後は実践でした。「トイレを素手で洗う」という、考えたこともないような作業です。「ニコニコ・ワクワク人生」と何の関係があるの?とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、矢島常務いわく「汚い・怖いと思って手が出せないのは負けです。一度手をつっこんでしまえば意外と平気になる。一度平気になってしまえば何も怖くない」 これは、トイレ掃除に限らず全ての仕事に通じることだそうです。
最初はびっくりしていた内定者の方も、自分の担当の便器が割り振られると、和気あいあいと作業に取り組んでいました。もっとも、ドクターリセラのトイレは普段から清潔にしてありますので、「もっと、メチャメチャ汚いほうが、やりがいがあるんだけどなぁ・・・」と矢島常務も不満気味でしたが(笑)
さらに講習会場の床のワックスがけも行いました。
こうして輝いている床を見ると、会社の方針にあります「物もピカピカ、心もピカピカ」という言葉を思い出し、本当に心の中までピカピカになった気がします。
さらに、屋外に出ました。
道路上に黒く点々とついている塊の正体が「誰かが噛み捨てたガム」だというのはみなさんご存知でしょうか。あまりに自然にありふれた存在すぎて、言われなければ気がつかないほどにあちこちに落ちているのですが、矢島常務はこれを指摘され、落とし方を教えてくださいました。
外に出たついでに、道路に落ちているゴミや、花壇の中に捨てられているタバコの吸殻なども集めました。社員が月に一度行っている「地域貢献の日」を、入社前の内定者の方にも体験していただいた感じですね。
たかが掃除、と思われるかもしれませんが、例えば公共の場などで1枚のガラスが割れたとして、「たかが1枚」と放っておくといつの間にか他のガラスも割られゴミが散らばり、治安も悪くなってしまうそうです。それを防ぐためには「ガラス1枚とは言え割れたらすぐに交換する」こと。同じように、タバコの吸殻一つが落ちているのを見逃すと、次から次へとポイ捨てが増え、そこを通る人の気分もすさみ、悪い気がどんどん集まってきてしまうのです。
「ニコニコ・ワクワク人生」を送るためには、「汚いから・イヤだから」と手をひくのではなく、汚い現状を変えるために積極的に手を動かし行動し、「良い行動を行うこと」に慣れて、良い行動が上手になるよう訓練することだと教わりました。